アクティブエッジ機能搭載のGPSゴルフナビ

ゴルフナビ豆知識

アクティブエッジ機能搭載のGPSゴルフナビ 2022年秋

アクティブエッジとは?

GPSゴルフナビの機能で、どうしても欲しい機能のひとつに『アクティブエッジ』が挙げられます

アクティブエッジというと、ちょっと聞き慣れない言葉ですが、要はプレイヤーの位置に合わせてグリーンエッジやバックまでの距離を計測する機能です。

アクティブエッジの例

従来ですと、グリーンのフロントやバックの距離は、それぞれ水色の「F」と「B」の地点までの距離を表示していたのですが、これはフェアウェイから見た場合のグリーンを正面にした距離なんですね。
フェアウェイ正面からアプローチするなら問題ないのですが、画像のようにグリーン右から狙う場合、「グリーンエッジまで何ヤード?」と見ると「F」までの距離が案内されているんですね。

その問題を解決したのがアクティブエッジ機能で、プレイヤーの位置に合わせてグリーンのフロント&バックまでの距離を案内します。

画像でいうと赤の「F'」と「B'」のポイントがグリーンのフロントとバックまでの計測距離となります。

アクティブエッジ搭載モデル

発売年 Newモデル アクティブエッジ搭載
2020年 8 モデル 2 モデル
2021年 10 モデル 6 モデル
2022年 9 モデル 8 モデル

上の表は近年のGPSゴルフナビのニューモデルの数(当サイトで紹介)と、そのうちアクティブを搭載しているモデル数です。

2020年には8モデルが登場し、そのうち2モデル(ショットナビ HuG Beyondとショットナビ W1エボルブ)がアクティブエッジ機能を搭載しています。

それが2022年では、9モデルが登場し、そのうち8モデルにアクティブエッジ機能が搭載されるようになりました。

最近のモデルでは以下のGPSゴルフナビにアクティブエッジが搭載されています

Image ModelName 発売日 呼び名
イーグルビジョン watch ACE 2019年5月 ベタピンナビ
ショットナビ Hug-FW 2019年10月 グリーンビュー
ショットナビ HuG Beyond 2020年7月 グリーンビュー
ショットナビ W1エボルブ 2020年10月 グリーンビュー
ボイスキャディ G3 2021年4月 アクティブグリーンビュー
イーグルビジョン ネクスト2 2021年4月 ベタピンナビ
ボイスキャディ A2 2021年4月 アクティブグリーンビュー
ショットナビ クレスト Crest 2021年5月 グリーンビュー
ショットナビ HuG Beyond Lite 2021年8月 グリーンビュー
ザ・ゴルフウォッチ ジール 2022年2月 スマートグリーン
ザ・ゴルフウォッチ ノルム2 プラス 2022年3月 スマートグリーン
ボイスキャディ T9 2022年4月 アクティブグリーンビュー
ショットナビ エアー i Air 2022年5月 グリーンビュー
ショットナビ グランツ Granz 2022年8月 グリーンビュー
イーグルビジョン イージープラス4 2022年8月 ベタピンナビ
イーグルビジョン ウォッチ6 2022年9月 ベタピンナビ
ショットナビ エボルブ プロ 2022年11月 グリーンビュー

メーカーごとの違い

アクティブエッジの画面表示や呼び方にも各メーカーごとに違いがあります。

各メーカーの呼び方

  • グリーンオンのマサ(MASA)ではスマートグリーン
  • ボイスキャディではアクティブグリーンビュー
  • ショットナビのテクタイトではグリーンビュー
  • イーグルビジョンの朝日ゴルフではベタピンナビ

といった具合です。

表示方法も各メーカーごとに特徴があります。

グリーンオン
グリーンオンのMASAでは、現在立っている位置に応じて画面が回転し、現在地から見たグリーン周りの形状を表示します。グリーンのセンターに直径20ydと40ydの円を表示しているので、グリーンの大きさを測る目安になります

ボイスキャディ
ボイスキャディは、T9ではグリーンオン同様に、プレイヤーの位置に合わせてグリーン画面が回転し、常にプレイヤーから見たグリーンが表示されます。更にグリーン傾斜と傾斜の強弱も表示します。

ショットナビ
テクタイトのショットナビでは、プレイヤーから見たグリーン上にラインを表示

イーグルビジョン
朝日ゴルフのイーグルビジョンではプレイヤーに位置に合わせてグリーンが回転。ピンを中心に上下左右の距離を表示

各モデルの画面動作と表示方法

メーカー モデル 呼び名 表示 動作
朝日ゴルフ イーグルビジョン watch ACE ベタピンナビ   回転
テクタイト ショットナビ Hug-FW グリーンビュー 方向矢印  
テクタイト ショットナビ HuG Beyond グリーンビュー 方向矢印  
テクタイト ショットナビ W1エボルブ グリーンビュー 方向矢印  
Voice Caddie ボイスキャディ G3 アクティブグリーンビュー 方向点  
朝日ゴルフ イーグルビジョン ネクスト2 ベタピンナビ   回転
Voice Caddie ボイスキャディ A2 アクティブグリーンビュー 方向点  
テクタイト ショットナビ クレスト Crest グリーンビュー 方向矢印  
テクタイト ショットナビ HuG Beyond Lite グリーンビュー 方向矢印  
MASA(マサ) ザ・ゴルフウォッチ ジール(ZEAL) スマートグリーン   回転
MASA(マサ) ザ・ゴルフウォッチ ノルム2 プラス スマートグリーン   回転
Voice Caddie ボイスキャディ T9 アクティブグリーンビュー   回転
テクタイト ショットナビ エアー Air グリーンビュー 方向矢印  
テクタイト ショットナビ グランツ Granz グリーンビュー 方向矢印  
朝日ゴルフ イーグルビジョン イージープラス4 ベタピンナビ   回転
朝日ゴルフ イーグルビジョン ウォッチ6 ベタピンナビ   回転
テクタイト ショットナビ エボルブ プロ グリーンビュー 方向矢印  

グリーンが回転する方がいい?

アプローチには欠かせないアクティブエッジですが、表示や動作も各モデル様々です。
個人的にはプレイヤーの位置によってグリーン画面が回転した方が使いやすいかなとは思います.

右はレーザー距離計ですが、ボイスキャディT9と同クラスのGPSナビが搭載されたボイスキャディSL2。左はボイスキャディA2です。

どちらもアクティブグリーンに対応していますが、A2はグリーン表示が固定、SL2はプレイヤーの位置に正対するように回転します。

グリーン右からアプローチという場面ですが、SL2の方はパッと見ただけでアプローチのイメージが作れますがが、回転しないA2の方は「フロントエッジはココだから・・・」というように、イメージを把握するのにワンクッション入るんですね。

普段、T9のようなグリーンが回転するナビを使っているので、そのように感じるのかもしれませんが、これも慣れなのかなと。

ショットナビなどを使っている方は、あまり気にならないのかな。どうなんだろう?

ボイスキャディT9やザ・ゴルフウォッチA1-Ⅱなど、グリーンアンジュレーションまで表示するモデルも出てきました。

GPSゴルフナビも、単にグリーンまでの距離を案内するだけでなく、近年ではグリーン攻略を重視した方向へシフトしてきたかなと感じます。

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